他人をえり好みする意義
- 2014/03/22
- 05:17
おはようございます。
今日のお話は、他人を好き嫌いでえり好みする事の意味についてのお話です。
日本では、いえ、どちらかと言うと世界の多くの国では、他人を好き嫌いでえり好みする事は悪いことだと言われます。
えり好みが多い人は、わがままじゃないか?性格に難があるのではないか?贅沢してきたせいじゃないか?親のしつけが悪かったのではないか?などとまで言われてしまいます。
ただ、えり好みは本当にそこまで非難されるほど「悪い」事なのでしょうか?
心理学者の中には、嫌いな他人を初めから遠ざけておく事には、それはそれで意義があると指摘している人もいます。
なぜなら、初めから嫌いな人を遠ざけておけば、現状よりも大きな衝突に発展する事が無いからです。
「敵」との闘争の最中、ヘビのような爬虫類の生物と、ある程度の知能を持ったサルなどの生物では、どこまで闘争し続けるかについて全く異なる反応が現れます。
サルなどは、闘争がヒートアップし過ぎると自然に敵から離れていきますが、ヘビなどは、どちらかが死ぬまで闘争を続けると言います。
そういった意味では、他人をえり好みして初めから遠ざけておくことは適応的な意味があるとも言えます。
つまり、知能を身につけたからこそ、私たちは好き嫌いで「えり好み」をするようになっていったという考え方です。
もちろん他人をえり好みする事が、現行の社会制度において望ましくないという事は重々承知していますし、進化的にある一定の傾向を持っている事が、その行為の「正しさ」を保証してくれるわけではありません。
ですが時々、他人をえり好みする事と、えり好みを「悪い」と断罪する事の間に、どんな違いがあるのだろうかとも考えてしまいます。
参考文献↓
今日のお話は、他人を好き嫌いでえり好みする事の意味についてのお話です。
日本では、いえ、どちらかと言うと世界の多くの国では、他人を好き嫌いでえり好みする事は悪いことだと言われます。
えり好みが多い人は、わがままじゃないか?性格に難があるのではないか?贅沢してきたせいじゃないか?親のしつけが悪かったのではないか?などとまで言われてしまいます。
ただ、えり好みは本当にそこまで非難されるほど「悪い」事なのでしょうか?
心理学者の中には、嫌いな他人を初めから遠ざけておく事には、それはそれで意義があると指摘している人もいます。
なぜなら、初めから嫌いな人を遠ざけておけば、現状よりも大きな衝突に発展する事が無いからです。
「敵」との闘争の最中、ヘビのような爬虫類の生物と、ある程度の知能を持ったサルなどの生物では、どこまで闘争し続けるかについて全く異なる反応が現れます。
サルなどは、闘争がヒートアップし過ぎると自然に敵から離れていきますが、ヘビなどは、どちらかが死ぬまで闘争を続けると言います。
そういった意味では、他人をえり好みして初めから遠ざけておくことは適応的な意味があるとも言えます。
つまり、知能を身につけたからこそ、私たちは好き嫌いで「えり好み」をするようになっていったという考え方です。
もちろん他人をえり好みする事が、現行の社会制度において望ましくないという事は重々承知していますし、進化的にある一定の傾向を持っている事が、その行為の「正しさ」を保証してくれるわけではありません。
ですが時々、他人をえり好みする事と、えり好みを「悪い」と断罪する事の間に、どんな違いがあるのだろうかとも考えてしまいます。
参考文献↓
- テーマ:科学・医療・心理
- ジャンル:学問・文化・芸術
- カテゴリ:社会と心理
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